小児アレルギー診療の新たな門出
Ready for the Next Voyage! Pediatric Clinical Allergology

第43回日本小児臨床アレルギー学会学術大会を、2027年7月3(土),4日(日)に大津市民会館および琵琶湖ホテルを会場として開催いたします。謹んでご挨拶申し上げます。
本学会は、長期入院を余儀なくされる小児難治性喘息の療養をはじめ、管理が困難なアレルギー疾患を有するお子さんに対し、医師をはじめ、看護師、薬剤師、管理栄養士、心理士、さらには教育・養育に関わる職種の方々が連携し、医学による解決にとどまらず、こどもと家族全体の健康と福祉を支える医療の探求が目的でした。
その後、エビデンスの蓄積とガイドラインの構築により、吸入ステロイド薬などの普及が図られ、特に小児の喘息死は極めて希となりました。アトピー性皮膚炎でも、抗炎症外用薬やJAK阻害薬、生物学的製剤が小児にも適応が認められ、また自治体の公費の対象年齢も上がり、管理は格段に向上しました。小児においてアレルギー疾患を入院にて長期管理を行う時代は、過ぎたと思っております。
そしてこの度、開業医の私が大会長を拝命し、本学会の意義が外来診療に軸足を完全に移した大会になろうかと考え、テーマを「小児アレルギー診療の新たな門出~Ready for the Next Voyage! Pediatric Clinical Allergology~」といたしました。
病診連携は本大会では欠かせないテーマで、病院と診療所が連携し多職種協働と共に、アレルギー疾患を持つお子さん支援を議論したいと考えております。一般の開業医の先生にも、強く参加を呼びかけ、小児アレルギーエデュケーター(PAE)がいる小児アレルギー診療の素晴らしさを伝え、診療所にもPAEを普及させることも、本大会の大きなミッションと受け止めております。
滋賀県は、日本最大の湖・琵琶湖を中心に豊かな自然に恵まれ、独自の生態系や文化を育んできた地域です。名所旧跡は数知れず、そして交通アクセスも大変良好な地域です。
小児アレルギー診療の新たな航海への準備を整え、会員の皆様を琵琶湖のほとりでお待ちしております。
第43回日本小児臨床アレルギー学会学術大会
大会長 西藤成雄
(西藤小児科こどもの呼吸器・アレルギークリニック 理事長)
